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COMIC ZIN 日記

でやっぱり「俺たちのフィールド」なわけで…
2009/09/17
【塚本日記】

昨日の日記で現実が漫画を超えてしまった例を挙げましたが、
現実とまさにシンクロしたことにより、傑作となった作品があります。
それは(やっぱりここでも声を上げますが)「俺たちのフィールド」です。

ちょうど96年から97年、「ドーハの悲劇」の記憶も覚めやらぬ状態で
現実の日本代表はフランスW杯アジア予選に臨みました。
02年の大会開催は決まっており、自動的に出場権を得られる立場。
それは逆に言えば、このフランス大会に出られなければ、
漫画のセリフで言うところの「金で出場権を買った」と罵られても
おかしくない恥をさらす危険との隣り合わせでした。

スポーツに関して、強い意識、ナショナリズムを持つ自分にとっては
このことはすごい恐怖であり、もし予選突破できなければ
もう海外に行けないと思っていたほどでした。

多くのサッカーファンがアメリカにあと16秒まで近づいた代表の力と
Jリーグブームの高揚で今度こそ、という期待を抱いていました。
しかしその一方で大きな不安を抱えていたと思います。

そして実際の代表も優勝を期待されたアジアカップでクウェートにまさかの完敗。
そして予選前の最後の公式大会であるキングスカップでタイに敗れる
不安な状況となりました。

そんな時期に連載されていた漫画が「俺たちのフィールド」です。
もちろん主人公・和也をはじめ、登場人物の目指す目標は
日本代表のワールドカップ出場であり、
それは「開催国初出場」という不名誉な烙印から逃れることでありました。

そして現実のワールドカップ予選とほぼ同時期、いやほぼ同時に
漫画の中で和也たちは予選を戦います。
途中、予選のレギュレーションの変更があり、
最終的には実際の予選と劇中の予選の方式が違くなりますが、
実際にはそんなことが気にならなくなるほど
実際の代表の苦しみと和也たちの苦しみが本当にシンクロしていました。

あの時、一人のサッカーファン、そして日本人として
「もしワールドカップに行けなかったら…」、とても恐怖でした。
そして毎週サンデーを読むたびに見る光景は、
和也たちが苦しむ姿でありましたが、それでも彼らは強く戦っていました。
読むたびに、
「もしワールドカップに行けなかったら、どうなるんだろう、この漫画は」
と(余計な)心配もしていました。
なによりこれを描いていた作者である村枝先生の苦しみは
一体どれだけのものだったのか…? とても想像できるものではありません。

現実で予選において、国立での悪夢のような逆転負けを喫した韓国戦、
自力突破の可能性をなくしたUAE戦、
恐怖と絶望の中にいましたが、そんなときでも和也は、伊武は戦っていました。
そして訪れた(現実での)ジョホールバルでの歓喜…、劇中での和也たちの叫び

「俺たちのフィールド」はいつ、誰が読んでも傑作だと思いますが、
でもあのとき、あの瞬間、あのスリル、いや恐怖と言っても良いあの感覚。
あの状況で読んで感じた「面白さ」に敵うものはないと思います。

あのとき確かに僕らは彼らと同じ劇中にいました。
そしてその思いのままに自分はフランスに行きました。
実際に彼らの姿を観たかったのです。
ただ残念なことはそこにいるべきだった伊武が、
いや現実ではカズですが、劇中と違いそこにいなかったことです…。

ちなみにフランスに入る前に、兄がいるイギリスに寄ったんですが、
どうしても「俺フィー」の続きが気になる自分は現地で4倍の値段のする
サンデーを買っていました(水曜発売の号が金曜には手に入ります)。
どうしても我慢できなかったんですね。
それだけの想いを持つだけの作品に出会えたこと、
しかもあの時期に出会えた幸運を本当に感謝します。

最後に裏話を。
以前に村枝先生に取材した際に伺ったのですが、
本当は「俺たちのフィールド」はワールドカップ出場決定のエピソードで
終了の予定だったそうです。
それが延びた理由は、そう漫画を読んでいる方ならおわかりかとと思いますが、
和也の最大のライバルであるダミアンの国・アルゼンチンが
日本のワールドカップの初戦になったからなんですね。
この抽選を生で観ていた先生は食べていたモツ煮込みを吹き出し、
その場で「RED」の担当の方に連載開始の延期をお願いしたそうです。
これもすごいシンクロですね。

劇中では和也たち日本代表はアルゼンチンに勝ちます。
ご存知の通り、現実では1-0でありながら、その1点に大きな差がある負けでした。
いつか、この劇中の試合結果に現実が追いつくことを願っています。

今日も長くなりました。
それではまた。

読書履歴
●「でかポメ」(橘紫夕/イースト・プレス)
●「蒼のサンクトゥス」2巻~5巻(やまむらはじめ/集英社)
というわけでやまむらはじめ先生まつり、まだまだ開催中です。

[ 担当:塚本 ]
今日こそイチローと「capeta」
2009/09/16
【塚本日記】

昨日書いたとおり、「イチロー」と「capeta」のお話を。

イチロー選手が今回の記録を達成した時のコメント、
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、改めて紹介します。

「人との戦いに終わりを迎えた」

これもまた改めて驚いたというか、もうすごいなあとしか言えないですね。
よくアスリートは「他の選手は意識しません、自分との闘いです」、
といったようなことを言いますが、
オリンピックなどでは実際は競争する相手がいるわけで、
それは本当に意識の問題なわけなんですが、
イチロー選手の場合はもう彼しか見えない世界に立っているわけで、
言っていることが全く本当のことだからすごいと思います。

つまり生きながらレジェンド、伝説なわけですね。
彼の実績というのは10年前ならばまさに漫画の世界の話で、
誰も想像できなかったところにあると思います。

以前、曽田正人先生にインタビューをした際に、
「capeta」に限らず、曽田先生はキャラクターの伝記を作るような気持ちで
漫画を描いている、といったようなことをおっしゃってくれました。

「capeta」の主人公、カペタについていえば、
当時絶対王者だったシューマッハーに勝てるようなドライバーとは、
どんな人間なんだろう、どういった成長をするのだろうか。
子供の頃にどういう経験をすれば、どういう考え方でいたら、
シューマーハーに勝てるようなドライバーになるのだろうか、と
考えながら描いているとのことでした。

だから「capeta」ではドライバーの運転技術だけでなく、
周りの大人を巻き込む、巻き込まれる様子も描写しています。
それは運転技術だけではシューマッハーに勝てるようなマシンに乗れない、
速いマシンを用意されない、つまり勝てないわけであり、
ただ天才なだけではいけないということを
まさにF1ならではの世界を重要な要素と描いており、
それがこのマンガをただの熱血スポーツ漫画としてでなく、
壮大な人間ドラマとして、傑作とたらしめているんだと思います。

記憶に頼ってしまい申し訳ないですが、
この「capeta」の取材で印象的だったことがあります。

先生が日本人ドライバーがF1で勝ってくれたら嬉しいけど、
本当に勝ってしまったら、漫画より現実が先になってしまい、
漫画がもっと先に行くようにしないと、
そしてそれは大変なことだとおっしゃっていたことです。

野球漫画でいえば、大リーグというのが昔は漫画の世界だったのに
それが野茂投手、イチロー選手の登場で
そうではなくなったということもおっしゃっていたと記憶しています。

全くその通りだと思います。
昔、巨人の星ではオズマのいるカージナルスとの対戦が
すごく仰々しく描かれていましたが、もしいま同じものを描いても
どうせ観光がてらで、終わったら秋葉原だろ、と思われますし、
魔球を使わなくても大リーグのチームに全く勝てないわけではないことを
WBCや松坂投手の活躍で我々は知っています。
20年前だったら野球で世界一!という設定だけで漫画になりましたが、
WBCを2連覇をしているいまではそれは当たり前で、
そこに「なにか」を加えないととても漫画にならないと思います。

「キャプテン翼」で翼の夢であったワールドカップに日本は
すでに4大会連続で出場します。もはや常連です。
これも出るだけではもはや漫画になりません。

ウサイン・ボルトは小山ゆう先生の「スプリンター」の記録を過ぎ去りました。
たぶん、当時いまの彼の世界記録である9秒58とか描いたら、
漫画でも非常識すぎた印象を与えたかもしれません。

なんかまとまりがないですね(眠いからかな)。
要はそれだけイチロー選手がすごい、
漫画の世界の人物に匹敵する人間であり、
もっといえばまさに「ヒーロー」であると言いたかっただけなんですがw

こうしたヒーローと同じ時代を生きていることをとても幸せに思いますし、
こうしたヒーローを超えるキャラクターの登場を漫画に期待したいです。
そしてその新たなヒーローを読んだ少年少女が現実で新たに
ヒーローになれば、どれほど勇気づけられるでしょうか。
ワールドカップ優勝が漫画の世界でなくなることを期待したいです。

それではまた。

読書履歴
●「神様ドォルズ」2巻~5巻(やまむらはじめ/小学館)
あらためてコミックスで通して読みましたが(1巻は再読)、
やばいくらい面白いです。あと絵が、画力が圧倒的というか
うまい、また丁寧ですね。
以前からやまむら先生の描く、髪がとても好きなんですが、
この漫画を読むと体のラインも……。
日々乃さん、素敵すぎです!

●「リトル・リトル」(ろくこ/芳文社)

[ 担当:塚本 ]
かかし朝浩先生サイン会の様子
2009/09/15
【サイン会レポート】

今回は9月6日に新宿店で開催された『暴れん坊少納言』5巻発売記念 かかし朝浩先生サイン会の様子をレポートさせていただきます。


今回のサイン会では『暴れん坊少納言』の登場キャラからリクエストOK! という形で先生がイラストを入れて下さいました。

ファイル 121-1.jpg
皆さんのリクエストで

ファイル 121-2.jpg
次々とイラストを

ファイル 121-3.jpg
描いていく先生のお手元。


ちなみにキャラクターリクエストの一番人気は、やはりヒロインの貫録を見せつけて清少納言。
開始直後は紫式部とリクエスト数でいい勝負をしていましたが、後半でぶっちぎりの1位を獲得!

少納言の次に多かったのが彰子。ライバルの定子に大きく差をつけての勝利。
5巻での活躍が皆さんのハートを掴んだようです。
「別のキャラが好きだけど、5巻にサインをもらうなら彰子」という方が多かったのが印象的でした。


かかし朝浩先生、ワニブックスの方々、参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!

[ 担当:長 ]
イチローと「capeta」
2009/09/15
【塚本日記】

まずはじめに昨日は棚卸し業務のため、早閉まいとなり、
ご来店いただいたお客様にはご迷惑をおかけして、
まことに申し訳ございませんでした。
一層の業務改善を行ってまいりますので、
今後もよろしくお願いいたします。

さて上記の通り、業務が立て込んだこともあり、
かなりタフな一日であったのですが、
本日はこれを取り上げないといけません。
実はまだニュースでも見ていないのですが、
イチロー選手の9年連続200本安打が遂に達成されました。
本当にうれしいです。

実は自分は非常にイチロー選手のことを尊敬しています。
その敬意は年々上がっているのですが、
やはりこの9年連続200本安打に現れているように
その継続性と言いますか、高いレベルで「仕事」を続ける
意志力には驚くとともにただただ深い敬意を持つばかりです。

今年はチームメイトに救われたというイチロー選手ですが、
彼自身が昨年のチームは歪んでいたというように、
9年間のうち、ほとんどのシーズンにおいてマリナーズのチーム環境は
彼にとって決してプラスではなかったようです。
彼自身、その悪い環境からマイナスな空気を受けないように
いち早く控室から離れていた、といったニュアンスのことを語っているほどです。

そんなマイナスな空気の中でも高いレベルの仕事を続けることとは、
いかに困難なことなんでしょうか?

かなり低レベルな話で申し訳ないのですが、
自分も高校についてはかなりの進学校に通っていたせいで、
勉強することが当たり前、やらなくては、と自分を律していたのですが、
大学に入り、もうめちゃくちゃでした。

同様に、社会人になってもそういった温度差と言いますか、
さまざまな考えの人間がいる環境でのモチベーションの維持というか、
自分を追い込むことは非常にタフであり、正直くじけそうな、
「もういいじゃん、やらなくても」といったことを
自分に言いたくなる時があります(これは今でもしょっちゅうあります)。
それでも彼の「仕事」を見ていると、
「仕事」とはそういった妥協をするものではないというか、
より高いレベルに自分を引き上げようという思いにさせてくれます。

まあ自分はイチロー選手ではないので、
実際はくじけることが多く、よく心折れるというか、
甘えることが多いんですが…。

安打数の記録というのは1本、1本の積み重ねであり、
そういった積み重ねたものを評価されるのは嬉しい、
といったニュアンスのことをイチロー選手は言っていましたが、
自分らの仕事もそうだと思います。

常に自分に言い聞かせているのですが、
仕事とは極端に言えば「5分の仕事の積み重ね」だと思っています。
なんか勝間和代みたいなことを言っていますが、
ポップ1枚書くのに、場合によってはそれはわずか30秒の「仕事」、
もっと言えば「気遣い」なんですが、正直それで売上が変わる様子を見ると、
改めてちょっとしたことの積み重ねの大切さを強く実感します。
逆に、今日はもういいや、と後回しにしてしまったことが
さらにどんどんあと送りになってしまい、
結果的にその5分をやらなかったことを
後々深く後悔することも正直よくあります。

杉山や渡部のポップや棚作り、長や金田のWebコメントなども
そうしたちょっとした仕事なのですが、
その積み重ねがZINの評価(お客様へのサービス、満足)に繋がれば、
それは本当にうれしいことだと思います。

なんかとても真面目な話になってしまい恐縮ですが、
長くなったので、「capeta」との関連はまた次回にしたいと思います。
よって日記なのに続きますw
また突然数か月間が空くことがないように…。
(というかこれもまた5分の仕事なんですよね)

それではまた。

読書履歴

「加持祈祷うけたまわります」(佐野絵里子/エンターブレイン)
※「ます」は本当は四角形に斜め線が入る記号のような字です
 文字化けの恐れがあるので、かなで失礼します。

「いばら・ら・ららばい」(雁須磨子/講談社)
※一発で「雁須磨子」と変換出来たことにちょっと感動しましたw

「温泉惑星」(髙木信孝・かくばやしつよし/芳文社)

[ 担当:塚本 ]
ビートルズと「けいおん!」
2009/09/14
【塚本日記】

昨日は西川魯介先生のサイン会でした。
おかげさまで整理券も全部はけ、出席率も高く、
またアンケートにアツイコメントをいただきまして
先生も非常に喜んでおられました。
参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。

さて掲題の件、
最近ビートルズのリマスターが出たこともあり、
つい先日もNHKでドキュメンタリーが放送されました。
番組をみてあらためて思い出したんですが、
ポールって左利きのベースなんですね。
そう、音楽好きなら常識のことですが、
改めて「けいおん!」の澪もそうだったなあと思った次第でした。

元々、「けいおん!」のコミックス表紙、
1巻の赤1色、2巻の青1色のデザインが
ビートルズの赤盤・青盤に合わせたのかな?というぐらい、
直観的にイメージしていたので、なおさら印象が強かったのですが、
実際どうなんでしょうね
(ファンなら当然知っている豆知識があれば申し訳ないです。
自分の勉強不足をご容赦ください…)。

自分も中学から高校時代、バンドをやっていまして、
自分は弦が4本だからという、
初心者的な理由でベースを弾いていたんですが、
通常ベースというのは一番おとなしい、落ち着いた
(他の人間が走っても、リズムをキープする役目)人間のパートなんですが、
まあ自分は完全に真逆な、一番派手な服で、ステージを動きまわっていました。

当時学生バンドで流行っていたのは邦楽だとレベッカ、ラウドネス、
洋楽はヨーロッパ、ボン・ジョビでしょうか。
そんななかうちのバンドはディープ・パープル、レインボウ、T-REX、
ヴァンヘイレンをプレイしていたわけですが・・・。
おそらく今年の文化祭では「放課後ティータイム」が
いっぱい出てくるんでしょうね。
ひとつの作品がこうやっていろんな形に広がっていく様子は
業界の片隅にいる人間ではありますが、非常にうれしく思います。

最後に「けいおん!」3巻の表紙はどんなデザインになるんでしょう。
いまから気になります。
(まさかホワイトアルバム…、なわけはないですねw)

それではまた。

読書履歴
「GIRL FRIENDS」3巻 (森永みるく/双葉社)
「にゃんこい!」4巻 (藤原里/フレックスコミックス)

森永先生のコアマガジンのコミックス「あまいくちづけ」、
この新刊に合わせて手配したのですが、すごい勢いで売れています。
まだ購入していない方は最後のチャンスかもしれないのでお早めに・・・!! 

[ 担当:塚本 ]
応援しています
2009/09/12
【塚本日記】

スミマセン、スポーツネタを書く体力がいまはありません…

ただ今日はスポーツ界に
かなり重大なニュース(と個人的には思っています)が流れました。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/headlines/20090911-00000069-jij-spo.html
先日の世界陸上選手権で女子800メートルのチャンピオンが
両性具有だったということです。
スポーツというルールを厳密にしないといけない世界で
これをどのように判断するのか?
モラルの面でいえばドーピングとは全く違うわけですから
なにも問題ないことですが、はたして…。

漫画の話…
「まんがライフオリジナル」が発売されたので
早速読ませていただいたのですが、
嬉しいことに塚本が応援しています
矢直ちなみ先生の新連載「ふたごもんじゃ」が始まりました。

読みきりの時から注目していた作品、
現在「まんがタイムファミリー」の方でも連載中の作品
「一緒にかえろう」を読んで、その表情の豊かさと
まあこれは自分の趣味なんですが黒髪の描写?が好きで
それから追っかけていました。

この「ふたごもんじゃ」でもふたごのくるくる変わる表情が好きで、
とても愛らしく、読んでいてとても気分の良くなる作品です。

10月には初の連載作(で良かったでしょうか?)
「乙姫各駅散歩」の最終巻が出ます。
今後の執筆活動がとても楽しみな作家さんです。
よろしければご注目くださいませ。

読書履歴
「デカガール」2巻(芳崎せいむ・長崎尚志/講談社)
「ちはやふる」6巻(末次由紀/講談社)

[ 担当:塚本 ]
Webラジオ配信中です
2009/09/11
【塚本日記】

簡単にご報告

ジェネオン様が配信していますWebラジオ
「のら犬兄弟のギョーカイ時事放談」にゲスト出演しました。

実際、自分はかなり滑舌が悪いのでお聞き苦しいところ恐縮ですが、
よろしければどうぞ。
http://www.geneon-ent.co.jp/rondorobe/jiji/

あと今度太田出版様の「クイックジャパン」に出ることになりました。
漫画家さんとの座談会に参加したわけですが、
こちらも今後ご案内できればと思います。

それではまた。

読書履歴
「とんぬらさん」1巻(セレビィ量産型/一迅社)
「70億の針」1巻(多田乃伸明/メディアファクトリー)
「正直売れたい。 BLマンガ家天城れのの必死屋DAYS」(天城れの/リブレ出版)

これ以外に再読で「烏丸響子の事件簿」を読んでいますが、
やはり面白い! 正直もっと評価、というかガンガンに売れてほしい作品です。
アニメ化するのにオススメは、と訊かれたら
いまだと「恋愛ラボ」とこの作品を挙げます。
とはいえ、アニメにして面白いと思う作品と
売れる作品が一致するわけではないのがつらいところですが…。
(「放課後保健室」もアニメ化してほしい作品ですね)

ちなみに自分の中でロト6が4億円当たったら、
必ずやろうと思っていることに
竹本泉先生の作品と榎本俊二先生の「えの素」のアニメ化があります。
1億円出せば、なんとかやらせてくれるかなあ…、と思っているのですが、
一緒にやってくれる方いますか?
とりあえず明日また次回のロトを買ってきます。

[ 担当:塚本 ]
午前3時の無法地帯
2009/09/10
【塚本日記】

掲題の作品ですが、「ペンとチョコレート」を連載でずっと読んでいて、気になり、
今回のねむようこ先生のフェアに参加したことで、初めて読んだんですが・・・
すっっごく面白かったです……!!!

なんで今までこの作品読んでいなかったんだろうと後悔しました。
立場が立場ならすぐにでもインタビューをお願いしたい気分になりました。

もう読んでいて他人事は思えない!
なんでこんなに仕事をしているんだろう
なんで自腹切ってまんきつ(漫画喫茶)で仮眠してシャワーをあびているんだろう
なんでもっと楽な仕事があるのにこれをやっているんだろう
あああっ、全くその通りだよ! でも明日からまた頑張るさ!

残念ながら彼女の女子力のように、自分にはもう男子力はないですが、
なんかすごく元気になりました。
また頑張ろうと思えました。
ランキン・タクシーの歌詞に
「たしかに世の中ろくなもんじゃないけど、まんざらでもないさ、ほーんと」という
セリフがありまして、かなり自分の中で大切にしている言葉なんですが、
改めて思い出しました。
働いている人にはぜひ読んでもらいたい傑作です。
(当時のランキンさんにCDぴあでサインとTシャツもらったのはいい思い出です)

この作品を教えていただいた石田敦子先生、本当にありがとうございます!!
そしてこの漫画を描いてくださったねむようこ先生、本当にありがとうございます!!

フェア用の初回入荷分がもうすぐ切れるので、早速再入荷の手配を取ります。
書店員として頑張ってオススメします。
※ねむようこ先生フェアは以下のアドレスでご確認ください
 http://www.comiczin.jp/info/item/2009/09/04_05.html

実は今日は「イチローと『俺たちのフィールド』」で書こうと思ったんですが、
この作品の感動と、ガーナ戦が仕事で見られなかったので、また今度にします。
それにしてもガーナ戦、ネットでハイライトだけ見ましたが、
点のとられ方が良くないですね…。
点の取り方についてはどう組み立てたかわからないですが、
イナジュン、我がビッグベイビーが決めてくれてうれしかったです。
きっとテレビの前で「(決めてくれぇーイナモトォー)ゲットォーー!!!」と
あのときの倉敷さんのセリフを叫んでいた人がいるんじゃないでしょうか。
まあハイライトを観ただけなんで、あまり論じるのはおかしいですが、
岩政を使わなかったことについては、疑問を通り越して、怒りを感じます。
都並のバックアップがいなかったからアメリカには行けず、
中西のバックアップがいなかったからジャマイカには勝てず、
森岡のバックアップがいたからベスト16になれたと思うんですが
どうなんでしょう?
「俺フィー」ではこうしたバックアップの重要性、
チームとしての幅を広げるためにリザーブドッグスを作りました。
鹿野監督のこの戦略により、傷ついた日本代表は戦力を落とすことなく
予選を突破したわけなんですが…、
いまの我々には中澤とトゥーリオが怪我しないことを祈るしかないですね。

それではまた。

読書履歴
「午前3時の無法地帯」1巻~3巻(ねむようこ/祥伝社)
「コンシェルジュ」17巻(いしぜきひでゆき・藤栄道彦/新潮社)
「わたしのお嬢様 変装紳士とお嬢様編」(樹るう/辰巳出版)

[ 担当:塚本 ]
ジーコJAPANと「俺たちのフィールド」
2009/09/09
【塚本日記】

引き続き「俺フィー」ネタ。

先日いつも見ているサッカー情報サイト「サポティスタ」さんで見た記事
ジーコ元代表監督「チームはひとつじゃなくなってしまった」
http://supportista.jp/2009/09/news01205946.html

かなりいまさらですが、それでもやはりなあーと思える記事でした。
ちなみに元ネタは週刊プレイボーイで、買おうと思ったんですが、
買い逃してしまいました。ZINには置いていませんしねえ…。

記事を要約するとドイツ本番直前にチームがバラバラになってしまい、
それがワールドカップ敗因の大きなひとつだ、ということです。
そうした兆候に気付かなかったのか、という質問に対しては
「どうやってわかれというんだ」とのことでしたが、
う~んこのあたりについてはリンク元と同意見です。

さてそこで「俺フィー」。
読んだ方はご存知のように、劇中、アジア1次予選を突破した日本代表と
伊武率いるリザーブドッグスが最終予選を戦う権利を試合で決めようとします。
その後の経過、2つに分かれてしまったチームが最終予選をどのように戦うか、
これは一つの肝なのですが、本来チームとは、しかも代表クラスになれば、
個性の強い人間の集まりであり、もめるのは当たり前で、
それをまとめるのが「チームマネジメント」であり、
そしてそれがグラウンドでプレイしない監督の大きな仕事だと思います。

監督の仕事は試合の始まる前にほとんど終わっていると思いますが、
そうした意味でジーコ監督はその仕事を放棄していたと思います。

フランス代表はジダンを活かすため、カントナを切り、その賭けに勝ちました。
トルシエはチームのために中村を切って、賭けに勝ちました。
でも中田を切らなかったことは、まあベスト16に行ったんで、勝ちは勝ちですが、
実は引き分け?なのかもしれません。
一方でブラジルはロナウド、ロナウジーニョ、リバウドを融合させ、賭けに勝ちました。
実はこのときもロマーリオを切ってはいるのですが。
そういえばイタリアは98年ではバッジオとデルピエロを融合させましたね。
バッジオの代表への忠誠心が印象的でした。
トリニダード・ドバゴは世界的FWのヨークをボランチにして、
(結果的に)スウェーデンを沈めました。
予選リーグ敗退でしたが、素晴らしいグッドルーザーでした。

そして今の日本代表。
ちまたで言われている本田と中村の関係が実際どうかはわかりません。
しかしどうも見ている分には岡田監督は物わかりのいい選手ばかりを
集めているような気がします。
チームがあって個人があることはもちろんですが、
ひょっとして核分裂してしまうかもしれませんが、
核融合出来るかぜひ試してほしいと思っています。
代表選考において、トルシエ、オシムのような誰が選ばれるのか?
といった期待感がなくなってきて残念です。

それではまた。

読書履歴
「思ってたよりフツーですね」1巻(榎本俊二/角川書店)
「ペンとチョコレート」1巻(ねむようこ/芳文社)
「あまんちゅ!」1巻(天野こずえ/マッグガーデン)

榎本先生の新刊はやばい、もう大傑作です! 
「カリスマ育児」もうそうでしたが、先生ならではのリズム感、テンポ、すごすぎです。
「カリスマ」については、自分のその年読んだ漫画の1位にしましたが、
今回も1位になるかもしれません。

[ 担当:塚本 ]
オランダ戦と「俺たちのフィールド」
2009/09/08
【塚本日記】

先日のサッカー日本代表のオランダ戦、
まあ力の差を見せつけられた試合でした。

前半、日本のプレスが効いて、ボールを自由にさせなかったことで、
非常に競った試合、いや日本の方が押していましたが
70分、後半24分から続けざまに3失点、
まさにドイツW杯のオーストラリア戦の逆転劇を見ているようでした。
我々はあれから3年以上の時間をかけても成長していなかったんでしょうか。
約2年前、スイスで後半4点を取り、逆転勝ちをしたあのゲームに
感動を覚え、未来を期待した自分はそこにはいませんでした。

試合後、岡田監督が、息切れしてしまったハイプレスについて
(ハイプレスを)90分間続けることが世界で勝つため(W杯ベスト4)には必要である、
といったコメントを残しました(そう理解しました)。

それに対して、ネットを中心に
身体能力を超えた精神論、根性論ということで
カミカゼサッカーには未来はない、とまで酷評されています
(と自分は理解しています)。

さて漫画の話。
実はこの90分間のハイプレスサッカーを描いて劇中で
岡田監督の言葉でいえば「世界を驚かせた」漫画があります。

「俺たちのフィールド」です。
リザーブドッグス対日本代表の試合では走り負けた方が負ける、
という究極のプレス合戦、つまり消耗戦をやっております。
W杯本番では主人公の和也が強豪アルゼンチンに勝つために
「究極のフィジカルコンディション」を手に入れようと、
すさまじいトレーニングを行います。

果たして、現実の日本代表は90分間、ハイプレスを続けることができる
この「究極のフィジカルコンディション」を得ることができるのでしょうか。

本番まであと9か月。
我々は現実が漫画を超える瞬間を見ることができるのか。
正直、自分は無理だと思っているのですが、果たして…。

自分は「俺たちのフィールド」を読んで、
その興奮でフランスまで行ったバカですが
今回はまだ行く気になれていません。
岡田監督、ぜひ自分を後悔させるような結果を残してください。

それではまた。
※サッカー漫画といえば「GIANT KILLING」があまりにも有名で、
実際に面白いですが、「LOST MAN」もぜひとも読んでもらいたい作品です。
FWの仕事は「ボールを5秒キープすること」と語らせたシーンは
トルシエジャパンを思い出しました。未読の方はぜひ!

[ 担当:塚本 ]