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COMIC ZIN 日記

オランダ戦と「俺たちのフィールド」
2009/09/08
【塚本日記】

先日のサッカー日本代表のオランダ戦、
まあ力の差を見せつけられた試合でした。

前半、日本のプレスが効いて、ボールを自由にさせなかったことで、
非常に競った試合、いや日本の方が押していましたが
70分、後半24分から続けざまに3失点、
まさにドイツW杯のオーストラリア戦の逆転劇を見ているようでした。
我々はあれから3年以上の時間をかけても成長していなかったんでしょうか。
約2年前、スイスで後半4点を取り、逆転勝ちをしたあのゲームに
感動を覚え、未来を期待した自分はそこにはいませんでした。

試合後、岡田監督が、息切れしてしまったハイプレスについて
(ハイプレスを)90分間続けることが世界で勝つため(W杯ベスト4)には必要である、
といったコメントを残しました(そう理解しました)。

それに対して、ネットを中心に
身体能力を超えた精神論、根性論ということで
カミカゼサッカーには未来はない、とまで酷評されています
(と自分は理解しています)。

さて漫画の話。
実はこの90分間のハイプレスサッカーを描いて劇中で
岡田監督の言葉でいえば「世界を驚かせた」漫画があります。

「俺たちのフィールド」です。
リザーブドッグス対日本代表の試合では走り負けた方が負ける、
という究極のプレス合戦、つまり消耗戦をやっております。
W杯本番では主人公の和也が強豪アルゼンチンに勝つために
「究極のフィジカルコンディション」を手に入れようと、
すさまじいトレーニングを行います。

果たして、現実の日本代表は90分間、ハイプレスを続けることができる
この「究極のフィジカルコンディション」を得ることができるのでしょうか。

本番まであと9か月。
我々は現実が漫画を超える瞬間を見ることができるのか。
正直、自分は無理だと思っているのですが、果たして…。

自分は「俺たちのフィールド」を読んで、
その興奮でフランスまで行ったバカですが
今回はまだ行く気になれていません。
岡田監督、ぜひ自分を後悔させるような結果を残してください。

それではまた。
※サッカー漫画といえば「GIANT KILLING」があまりにも有名で、
実際に面白いですが、「LOST MAN」もぜひとも読んでもらいたい作品です。
FWの仕事は「ボールを5秒キープすること」と語らせたシーンは
トルシエジャパンを思い出しました。未読の方はぜひ!

[ 担当:塚本 ]